专利摘要:

公开号:WO1992002840A1
申请号:PCT/JP1991/001021
申请日:1991-07-31
公开日:1992-02-20
发明作者:Masao Yamamoto;Katuyuki Igarashi
申请人:Scalar Corp.;
IPC主号:G02B21-00
专利说明:
[0001] 明 細 書
[0002] 拡大観察用の撮像具
[0003] 〔技術分野〕
[0004] この発明は、 医療、 学術、 産業等の各種の分野において、 例え ば人の皮膚、 微細な生物、 あるいは集積回路のような観察物の外 面乃至表層をそれがあるままの位置で何らの加工を施すことなく 拡大して観察することのできる拡大観察用の撮像具に関する。 〔背景技術〕
[0005] 例えば、 日本国特許公開平成 1年第 2 6 4 6 2号公報及び 3 0 8 5 2 7号公報あるいは米国特許第 4 9 3 0 8 5 1号明細書等に 拡大観察用の撮像具が示されている。
[0006] これらの撮像具は、 撮像具で取り入れた観察物の像をディスプ レイつまり表示手段に再生して観察するようにして用いるもので- スタン ドフリーの観察、 つまり従来の顕微鏡のように観察装置自 体は所定の伏態で固定された状態を必要とし、 この観察装置に所 定の様式で加工した観察対象物のサンプルをセッ 卜して観察する という観察に対し、 撮像具を観察対象物の側に手で持って行って 観察対象物をそのままの状態で観察するというスタン ドフ リーの 観察を':亍ぇ、 何らの技能や熟練を必要とせず誰でも手軽に例えば 5 0倍〜 1 0 0 0倍という高倍率での拡大観察を行えるというも のである。
[0007] この種の拡大観察において最も大切なことは、 観察物の観察部 位を照明する照明光の制御乃至観察物からの影像光の制御である。 すなわち、 一般に観察物を照明する照明光には、 観察物を正面か ら照らす落射光と、 観察物の正面に対し平行に近い急角度で照明 する側射光と、 及び透光性の観察物の場合に内部に透過した光で 内側から表層を照らす透過光とがある。 そして、 落射光は、 全体 的な観察に適するが、 観察物の表面からの反射光の影響を受けや すく、 また側射光は、 陰影を与えることにより落射光だけでは見 えないような立体構造の観察を可能とするのに秀れており、 さら に透過光は、 透光性の観察物の場合にしか使えないが、 観察物の 表層をある程度の深さを以て影絵的に観察できるというように、 それぞれが固有の長所と短所を持っている。 したがって、 これら の各光を自由に選択し、 また適当に組み合わせることができれば、 より有効な観察を行えることになる。
[0008] このような光の処理に関しては、 既に幾つかの技術が提案され ている。
[0009] 例えば、 前記の日本国特許公開平成 1年第 3 0 8 5 2 7号は、 その一つで、 集光ガイ ドを半球状乃至半球面体状に形成すること により、 側射光 (水平光) を主体として落射光及び透過光が適度 に組み合わさり良好な観察を行えるようになつている。 また、 他 の一つである前記の米国特許第 4 9 3 0 8 5 1号の技術は、 影像 光の選択が可能となるようにされており、 より多面的な観察が可 能となっている。 しかし、 これらは何れも照明光の選択が可能で ない。
[0010] したがって、 この発明は、 照明光の種類の選択が可能であるよ うな撮像具の提供を目的とする。
[0011] 〔発明の開示〕
[0012] この発明による撮像具は、 前部が半球面体状とされその中心に 照射孔が形成されると共に、 光源手段からの照明光が中実内部に 入射可能な基端面が基端部が形成されてなる集光ガイ ドを先端部 に備え、 この集光ガイ ドよりの照明光にて照明された観察物の観 察部位を光学手段にて撮像手段に結像させるようになっており、 そして集光ガイ ドの基端面に入射面と反射面とが交互に形成され この入射面と反射面とに対し、 光源手段からの照明光が選択的に 当てられるようにされている。
[0013] この撮像具では、 光源手段にて与えられる照明光から、 集光ガ ィ ドの内側空間を通って照射孔より観察物を正面から照らす落射 光と、 集光ガイ ドの中実内部を全反射により通過して来て照射孔 の内側面から出射することにより観察物をその正面に対し平行に 近い急角度で照射する側射光と、 及び照射孔以外の部位から観察 物に当りその表層を一旦透過した後に観察物を内部から照らすこ とになる透過光とが得られる。 そして、 集光ガイ ドの基端面に形 成されている入射面と反射面とに対し、 光源手段からの照明光を 選択的に当てることにより、 落射光または側射光の何れかの選択 を行え、 また両者を適宜の比率で組み合わせることができる。 す なわち、 光源手段からの照明光を反射面だけに当てるようにすれ ば落射光だけが得られ、 逆に入射面だけに当てるようにすれば側 射光だけが得られ、 また入射、 反射の両面に適宜の比率で当てる ようにすれば、 落射光と側射光を適宜の比率で組み合わせること ができる。
[0014] このような照明光の制御については、 光源手段と集光ガイ ドの 基端面との間にマスク体を介在させ、 マスク体の操作により光源 手段からの光を入射面と反射面に対し選択的に当てるようにする ことができる。
[0015] また、 光源手段を側射光用光源手段と落射光用光源手段との 2 系統に形成し、 側射光用光源手段を入射面に、 また落射光用光源 手段を反射面にそれぞれ対応させ、 各光源手段を選択的に O N · O F Fさせるようにすることもできる。
[0016] 前記各撮像具については、 接 '離自在な前方プロックと後方ブ 口ックに分割し、 前方プロックに光学手段及び光源手段の光源を 内蔵させ、 後方プロックに撮像手段及び撮像手段からの信号を処 理して表示手段に出力する信号処理手段を内蔵させる構成とする ことができる。
[0017] このようにすることにより、 外部にコントローラつまり信号処 理手段を設ける必要がないで、 その分、 全体を小型化できる。 し かも、 この光源及び信号処理手段の撮像具への内蔵は、 光源につ いてみると、 光源がそれだけ観察物に近くなるから、 光源の出力 がより小さくて済むということであり、 光源自体を格段に小型化 できることに結び付き、 また信号処理手段についてみると、 信号 処理手段がそれだけ撮像手段に近くなるから、 信号処理手段の容 量が従来の場合に比べ格段に小さくて済むということであり、 信 号処理手段を格段に小型化できることに結び付く。 つまり、 光源 及び信号処理手段の撮像具への内蔵は光源及び信号処理手段の小 型化に結び付き、 この小型化がまた内蔵化を可能にするという有 機的関連が全体の小型化をもたらしているものである。
[0018] 〔図面の簡単な説明〕
[0019] 第 1図は、 導光手段、 マスク体及び集光ガイ ドの関係を示す斜 視図。
[0020] 第 2図は、 撮像具の部分断面図。
[0021] 第 3図は、 第 2図中の矢示 A方向から見た平面図。
[0022] 第 4図は、 入射面に照明光が当たる場合についての説明図。 第 5図は、 反射面に照明光が当たる場合についての説明図。 第 6図は、 撮像具の側面図。
[0023] 第 7図は、 導光手段と集光ガイ ドの関係を示す斜視図。
[0024] 第 8図は、 撮像具の部分断面図。
[0025] 第 9図は、 第 8図中の矢示 B方向から見た平面図。
[0026] 第 1 0図は、 入射面に照明光が当たる場合についての説明図。 第 1 1図は、 反射面に照明光が当たる場合についての説明図。 第 1 2図は、 撮像具の一部断面を含む側面図。
[0027] 第 1 3図は、 撮像具の先端部分の部分断面図。
[0028] 第 1 4図は、 集光ガイ ド、 マスク体及び光源との関係を示す斜 視図。
[0029] 第 1 5図は、 入射面に照明光が当たる場合についての説明図。 第 1 6図は、 反射面に照明光が当たる場合についての説明図。 第 1 7図は、 撮像具の一部断面を含む側面図。
[0030] 第 1 8図は、 撮像具の先端部分の部分断面図。
[0031] 第 1 9図は、 集光ガイ ドと光源との関係を示す斜視図。
[0032] 第 2 0図は、 入射面に照明光が当たる場合についての説明図。 第 2 1図は、 反射面に照明光が当たる場合についての説明図。 〔発明を実施するための形態〕
[0033] 以下、 この発明の実施例を説明する。
[0034] 第 1実施例 (第 1図〜第 6図)
[0035] この実施例による撮像具 1 は、 第 6図に示すように、 撮像具本 体 2、 集光ガイ ド 3、 遮光庇 4及びマスク体 5 (第 1図及び第 2 図) より形成されている。
[0036] 撮像具本体 2は、 導光手段 6及び観察物 Mの像を拡大するため の光学手段 7を内蔵した円筒状のもので、 この例では、 さらに撮 像素子 8 ( C C D素子) を内蔵しており、 その信号がケーブル 8 cにより図外の処理装置を介して観察用ディスプレイに送られ、 この観察用ディスプレイにより 5 0倍〜数千倍の拡大観察ができ るようになっている。
[0037] 導光手段 6は、 図外のアンプに設けられている光源から照明光 を導くようになつており、 光源と共に光源手.段を形成している。 そして、 この導光手段 6は、 さらに後述の集光ガイ ド 3と共に照 明手段を形成する。
[0038] 具体的には、 導光手段 6は、 第 1図〜第 3図に示すように、 多 数の光ファイバ一 9で形成されている。 そして、 各光ファイバ一 9はその先端が撮像具本体 2と集光ガイ ド 3 との接続部において 円環状に配列され、 この円環状に配列された各光フアイバー 9が- 後述の集光ガイ ド 3の基端面 1 0に向き合うようにされている。 尚、 第 1図及び第 2図中では光ファイバ一 9が疎らに示されてい るが、 実際は第 3図に示すような緻密な配列となっている。
[0039] 集光ガイ ド 3は、 その先端を観察物 Mの表面に当接させること により光学手段 7 (第 1図及び第 2図では図示が省略されてい る) の対物レンズの焦点に対し観察物 Mの表面が合うようにする ためのものであると共に、 導光手段 6からの照明光を落射光 L d 、 側射光 L s、 及び透過光 L tとに分けて観察物 Mに照射するため のもので、 例えばァクリル樹脂のような透明性の高い合成樹脂で 作られている。 そして、 後部 3 rに形成されている螺合ネジ 1 1 により撮像具本体 2の先端に螺着されており、 この螺着状態にお いて前述の焦点合わせがなされるようになっている。
[0040] より詳細には、 円筒状の後部 3 rと半球面状とされた前部 3 f と力、らなり、 後部 3 rの端に形成されている基端面 1 0には、 そ れぞれ同じ長さとされた入射面 1 2と反射面 1 3とが 4面ずつ交 互に形成され、 前部 3 f にはその先端の中心に小さな照射孔 1 4 が穿設されている。 入射面 1 2は、 光ファイバ一 9からの照明光 を集光ガイ ド 3の中実内部に透入させるためのもので、 照明光の 進行方向に対し直交するようにされており、 逆に反射面 1 3は、 光フアイバー 9からの照明光を全部反射させて集光ガイ ド 3と遮 光庇 4との間の内側空間に導くためのもので、 照明光の進行方向 に対し照明光を全反射させ得る傾斜状態とされている。
[0041] 遮光庇 4は、 それ以外の光を遮って観察物 Mからの影像光だけ を撮像具本体 2の光学手段 7に導くようにするためのもので、 後 部 4 rは集光ガイ ド 3の内面形状に合わせて円筒状になっている が、 前部 4 f は円錐筒状とされており、 その先端に集光孔 1 5が 形成されている。
[0042] マスク体 5は、 導光手段 6からの照明光を集光ガイ ド 3の基端 面 1 0の入射面 1 2または反射面 1 3に選択的に当てるためのも ので、 中心に通孔 1 6力《、 また周囲に、 入射面 1 2乃至反射面 1 3のサイズ、 配列間隔及び数に対応させて 4個のスリ ッ 卜孔 1 Ί が形成された円盤状とされており、 導光手段 6の先端と集光ガイ ド 3の基端面 1 0との間に矢示 Xの如く回動自在として配されて いる。
[0043] すなわち、 このマスク体 5を回動させてスリ ッ ト孔 1 7を入射 面 1 2だけに合わせれば、 第 4図に示すように、 照明光は、 入射 面 1 2から集光ガイ ド 3の内部に入りこの内部を全反射により通 過して照射孔 1 4の側面から出ることにより観察物 Mをその正面 に対し平行に近い急角度で照射する側射光 L sだけに限られ、 逆 に、 スリ ッ ト孔 1 7を反射面 1 3だけに合わせれば、 第 5図に示 すように、 照明光は、 反射面 1 3で全部反射され集光ガイ ド 3の 内面と遮光庇 4の外面との間の空間を通って照射孔 1 4より観察 物 Mを正面から照らす落射光 L dだけに限られ、 またスリ ッ ト孔 1 7を入射面 1 2と反射面〗 3の両方に適宜の比率で合うように させれば、 側射光し' sと落射光 L dとを適宜の比率で組み合わせ ることができる。 尚、 マスク体 5を回動させるための機構として は周知の技術を適宜に採用できる。
[0044] 第 2実施例 (第 7図〜第〗 1図)
[0045] この実施例による撮像具は、 後述の集光ガイ ド 1 0 3の基端面 1 1 0に形成されている入射面 1 1 2及び反射面 1 1 3に対し照 明光を選択的に当てる手段において第 1実施例による撮像具 1 と 異なるだけである。
[0046] すなわち、 この撮像具では、 その導光手段 1 0 6力 第 7図及 び第 8図に示すように、 落射光用導光手段 1 0 6 dと側射光用導 光手段 1 0 6 sとの二系統に分けられている。 各系はそれぞれ多 数の光ファイバ一 ] 0 9 d、 1 0 9 sで形成されており、 各光フ アイバー 1 0 9 d、 1 0 9 sはその先端が撮像具本体 1 0 2と集 光ガイ ド 1 0 3との接続部において円環状に配列され、 この円環 状に配列された各光フアイバー 1 0 9 d、 1 0 9 sがその系統ご とに集光ガイ ド 1 0 3の基端面 1 1 0に形成されている入射面 1 1 2乃至反射面 1 1 3に向き合うようにされている。 そして、 各 系は系ごとに照明光の O N · 0 F F制御及び照明光の強弱制御を 選択的に行えるようになっている。
[0047] したがって、 側射光用導光手段 1 0 6 sのみを O Nとして入射 面 1 1 2だけに照明光を当てるようにすれば、 第 1 0図に示すよ うに、 この照明光が入射面 1 1 2から集光ガイ ド 1 0 3の内部に 入りこの内部を全反射により通過して照射孔 1 1 4の側面から出 ることにより観察物をその正面に対し平行に近い急角度で照射す る側射光 L sだけが得られ、 逆に、 落射光用導光手段 1 0 6 dの みを O Nとして反射面 1 1 3だけに照明光を当てるようにすれば. 第 1 1図に示すように、 照明光が反射面 1 1 3で全部反射され集 光ガイ ド 1 0 3の内面と遮光庇 1 0 4の外面との間の内側空間を 通って照射孔 1 1 4より観察物 Mを正面から照らす落射光 L dだ けが得られ、 また側射光用導光手段 6 sからの照明光と落射光用 導光手段 1 0 6 dからの照明光とを各々の強弱を変えて入射面 1 1 2と反射面 1 1 3の両方に当てれば、 側射光 L sと落射光 L d とを適宜の比率で組み合わせることができる。
[0048] 尚、 その他の構造は第 1実施例の場合と同様なので、 図面中で 対応する部分に 1 0 0番台で対応する符号を付して示し、 その説 明を省略している。
[0049] 第 3実施例 (第 1 2図〜第 1 6図)
[0050] この実施例による撮像具 2 0 1は、 第 1実施例による撮像具 1 の変形例で、 第 1 2図に示すように、 前方ブロック 2 0 3と後方 ブロック 2 0 4とに分割されており、 前方プロック 2 0 3が後方 プロック 2 0 4に対し着脱できるようにされ、 そして、 前方プロ ック 2 0 3には、 観察物拡大用の光学手段 2 0 5及び光源手段用 の光源 2 0 6が内蔵されると共に、 その先端部に集光ガイ ド 2 0 7が接続される一方で、 後方プロック 2 0 4には、 光学手段 2 0 5により得られる観察物 Mの拡大像を捉える撮像手段 2 2 0及び 撮像手段 2 2 0からの信号を処理する信号処理手段 2 2 1が内蔵 されている点に特徴がある。
[0051] 光学手段 2 0 5は、 筒状のホルダ 2 0 8に対物レンズ 2 0 9及 びその他のレンズを保持させてなるもので、 ホルダ 2 0 8の先端 — 1 o—
[0052] 部には先窄まり状に形成した遮光庇 2 1 0が設けられている。 こ の光学手段 2 0 5は、 基本的には集光ガイ ド 2 0 7の先端が観察 物 Mの表面に当接することにより対物レンズ 2 0 9の焦点が観察 物 Mの表面に合うように位置決めされる力 <、 集光ガイ ド 2 0 7の 前方プロック 2 0 3に対する螺合状態を調整することにより非接 触観察も可能なようになっている。
[0053] 光源 2 0 6は、 ホルダ 2 0 8の遮光庇 2 1 0の外側に対応する 位置において集光ガイ ド 2 0 7の基端面 2 1 3に対向するように 配されており、 その光が光学手段 2 0 5に直接入ることのないよ うに配慮されている。 光源 2 0 6としては、 第 1 4図に示すよう に、 小さな発光源 2 0 6 bを多数個円環状に配列してもよいし、 また円環状のランプを用いてもよい。
[0054] 集光ガイ ド 2 0 7は、 第 1実施例の集光ガイ ド 3と同様のもの で、 その先端を観察物 Mの表面に当接させることにより光学手段 2 0 5の対物レンズ 2 0 9の焦点に対し観察物 Mの表面が合うよ うになり、 また光源 2 0 6からの照明光を落射光 L d、 側射光 L s、 及び透過光 L tとに分けて観察物 Mに照射する (第 1 3図) 。 そして、 後部 2 0 7 rに形成されている螺合ネジ 2 1 4により前 方プロック 2 0 3の先端に螺着されており、 この螺着状態におい て前述の焦点合わせがなされるようになっている。 より詳細には、 第 1 4図に示すように、 円筒状の後部 2 0 7 rと半球面状とされ た前部 2 0 7 f とからなり、 後部 2 0 7 rの端に形成されている 基端面 2 1 3には、 第 1実施例の場合と同様に、 それぞれ同じ長 さとされた入射面 2 1 3 sと反射面 2 1 3 dとが 4面ずつ交互に 形成され、 前部 2 0 7 f にはその先端の中心に小さな照射孔 2 1 5が穿設されている。 この集光ガイ ド 2 0 7の基端面 2 1 3と光源 2 0 6との間には 第 1実施例の場合と同様のマスク体 2 1 6が設けられており、 こ のマスク体 2 1 6により、 第 1実施例の場合と同様の照明光の制 御を行えるようになっている。
[0055] すなわち、 このマスク体 2 1 6は、 光源 2 0 6からの照射光を 集光ガイ ド 2 0 7の基端面 2 1 3の入射面 2 1 3 sまたは反射面
[0056] 2 1 3 dに選択的に当てるためのもので、 中心に通孔 2 1 Ίが、 また周囲に、 入射面 2 1 3 s及び反射面 2 1 3 dのサイズ、 配列 間隔及び数に対応させて 4個のスリ ッ ト孔 2 1 8が形成された円 盤状とされており、 光源 2 0 6と集光ガイ ド 2 0 7の基端面 2 1 3との間に矢示 Xの如く回動自在として配されている。
[0057] したがって、 このマスク体 2 1 6を回動させてスリ ッ ト孔 2 1 8を入射面 2 1 3 sだけに合わせれば、 第 1 5図に示すように、 照射光は、 入射面 2 1 3 sから集光ガイ ド 2 0 7の中実内部に入 りこの内部を全反射により通過して照射孔 2 1 5の側面から出る ことにより被観察物 Mをその正面に対し平行に近い急角度で照射 する側射光 L sだけに限られ、 逆に、 スリ ッ ト孔 2 1 8を反射面 1 3 dだけに合わせれば、 第 1 6図に示すように、 照射光は、 反射面 2 1 3 dで全部反射され導光キヤップ 7の内側空間を通つ て照射孔 2 1 5より被観察物 Mを正面から照らす落射光 L dだけ に限られ、 またスリ ッ ト孔 2 1 8を入射面 2 1 3 sと反射面 2 1
[0058] 3 dの両方に適宜の比率で合うようにさせれば、 側射光 L sと落 射光 L dとを適宜の比率で組み合わせることができる。
[0059] この前方プロック 2 0 3は、 後方プロック 2 0 4に対し着脱で きるものであるから、 拡大率や対象観察物の種類に応じた専用仕 様のものを予め複数用意して置き、 この専用仕様のものを選択的 に使い分けることが可能である。
[0060] 後方プロック 2 0 4は、 前述のように、 光学手段 2 0 5により 得られる観察物 Mの拡大像を捉える撮像手段 2 2 0、 この例では
[0061] C C D素子 2 2 0及び C C D素子 2 2 0からの信号を処理する信 号処理手段 2 2 1を内蔵している。 また、 この後方プロック 2 0
[0062] 4は、 先端面に前方プロック 2 0 3の接続のための嵌合筒 2 2 2 が突設され、 後端部からは表示手段に接続するケーブル 2 2 3が 導出されており、 さらに光源 2 0 6の O N / O F F用のスィッチ
[0063] 2 4が側面に設けられ、 このスィ ッチ 2 4からの導線の端子 2 5 が先端面に臨まされており、 前方プロック 2 0 3の後端面に臨ま されている光源 2 0 6からの導線の端子 2 2 6と接続するように なっている。
[0064] 第 4実施例 (第 1 7図〜第 2 1図)
[0065] この実施例による撮像具 3 0 1は、 第 3実施例における前後両 プロックへの分割という構造に、 第 2実施例の 2系統の光源手段 による照明光の選択という構造を組み合わせた構造を持つ点に特 徵がある。
[0066] すなわち、 この撮像具 3 0 1は、 第 1 7図に示すように、 前方 プロック 3 0 3と後方プロック 3 0 4とに分割されており、 前方 ブロック 3 0 3が後方プロック 3 0 4に対し着脱できるようにさ れ、 そして、 前方プロック 3 0 3には、 観察物拡大用の光学手段
[0067] 3 0 5及び光源手段用の光源 3 0 6が内蔵されると共に、 その先 端部に集光ガイ ド 3 0 7が接続される一方で、 後方ブロック 3 0
[0068] 4には、 光学手段 3 0 5により得られる観察物 Mの拡大像を捉え る撮像手段 3 2 0及び撮像手段 3 2 0からの信号を処理する信号 処理手段 3 2 1が内蔵されている。 光源 3 0 6は、 複数の小さな発光源 3 1 2を遮光庇 3 1 0の外 側において集光ガイ ド 3 0 7の基端面 1 3に向けて円環状に配列 してなるもので、 それぞれ一定の個数の発光源 3 1 2を含む 8個 のプロックにプロック化され、 各プロックが交互に側射光用光源
[0069] 3 0 6 s乃至落射光用光源 3 0 6 dとされており、 側射光用光源
[0070] 3 0 6 s は集光ガイ ド 3 0 7の基端面 3 1 3の入射面 3 1 3 sに 対応し、 落射光用光源 3 0 6 dは、 反射面 3 1 3 dにそれぞれ対 応するようになっていて、 側射光用光源 3 0 6 sと落射光用光源
[0071] 3 0 6 dとが個々に 0 N Z O F F制御を行えるようになつている
[0072] (第 1 9図) 。
[0073] したがって、 光源 3 0 6 s、 3 0 6 dの O N Z O F F用のスィ ツチ 3 2 4 s及び 3 2 4 dの内のスィツチ 3 2 4 sを操作して側 射光用光源 3 0 6 sのみを O Nとし、 入射面 3 1 3 sだけに照明 光を当てるようにすれば、 第 2 0図に示すように、 この照明光が 入射面 3 1 3 sから集光ガイ ド 3 0 7の中実内部に入りこの内部 を全反射により通過して照射孔 3 1 5の内側面から出ることによ り観察物 Mをその正面に対し平行に近い急角度で照射する側射光 L sだけが得られ、 逆に、 スィッチ 3 2 4 dを操作して落射光用 光源 3 0 6 dのみを O Nとし、 反射面 3 1 3 dだけに照明光を当 てるようにすれば、 第 2 1図に示すように、 照明光が反射面 3 1 3 dで全部反射され集光ガイ ド 3 0 7の内側空間を通って照射孔 3 1 5より観察物 Mを正面から照らす落射光 L dだけが得られ、 また側射光用光源 3 0 6 sからの照明光と落射光用光源 3 0 6 d からの照明光とを各々の強弱を変えて入射面 3 1 3 s と反射面 3 1 3 dの両方に当てれば、 側射光 L sと落射光 L dとを適宜の比 率で組み合わせることができる。 尚、 その他の構造については第 3実施例のものと同様の構造な ので、 図中には対応する部分に 3 0 0番台で対応する符号を付し て示し、 その説明を省略している。
[0074] 〔産業上の利用可能性〕
[0075] この発明による撮像具は、 落射光、 側射光、 及び透過光につい て、 その選択が可能であると共に、 それぞれの光量を適宜比率で の組合わせることが可能であり、 このような撮像具を用いること により、 拡大観察の応用分野がより一層拡大する。
权利要求:
Claims

請求の範囲 ). 前部が半球面体状とされその中心に照射孔が形成されると共 に、 光源手段からの照明光が中実内部に入射可能な基端面が基端 部が形成されてなる集光ガイ ドを先端部に備え、 この集光ガイ ド よりの照明光にて照明された観察物の観察部位を光学手段にて撮 像手段に結像させるようになっている拡大観察用の撮像具におい て、
集光ガイ ドの基端面に入射面と反射面とを交互に形成し、 この 入射面と反射面とに対し、 光源手段からの照明光を選択的に当て るようにしたことを特徴とする拡大観察用の撮像具。
(2) . 光源手段と集光ガイ ドの基端面との間にマスク体を介在させ、 マスク体の操作により光源手段からの光を入射面と反射面に対し 選択的に当てるようにした請求の範囲 1に記載の撮像具。
(3) . 光源手段を側射光用光源手段と落射光用光源手段との 2系統 に形成し、 側射光用光源手段を入射面に、 また落射光用光源手段 を反射面にそれぞれ対応させるようにした請求の範囲 1に記載の 撮像具。
(4) . 接 ·離自在な前方ブロックと後方ブロックに分割し、 前方ブ 口ックに光源手段の光源及び光学手段を内蔵させ、 後方プロック に撮像手段及び撮像手段からの信号を処理して表示手段に出力す る信号処理手段を内蔵させた請求の範囲 1〜請求の範囲 3の何れ かに記載の撮像具。
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同族专利:
公开号 | 公开日
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
1992-02-20| AK| Designated states|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): KR US |
1992-02-20| AL| Designated countries for regional patents|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): AT BE CH DE DK ES FR GB GR IT LU NL SE |
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
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